【競輪】高谷雅彦は逆風こそ燃える 23万円インプラント代回収へ一直線/取手

口を開けて治療した歯を指さす高谷雅彦

<取手競輪>◇F1◇2日目◇4日

一般2Rで高谷雅彦(54=青森)が、鮮やかなまくりを決め今節1勝を決めた。風速2メートル、気温9度と冷え込んだ重いバンクを、しっかり攻略した。最終バック6番手も、3角前から発進。外を踏みながらも前を走る5車を一気にのみこんだ。レース後は「こういう悪コンディションで、皆が『寒い』と言うときこそ、オレの出番だよ」と、ニヤリ笑った。

奮闘するのには、理由がある。先月末、右下の歯がポロリと抜けてしまった。医者からは、「質の良いモノにした方がいい」と、セラミック製のものを勧められた。一瞬の迷いはあったが決断し、「それが23万円もしたんだよ。そりゃあ稼がなきゃ、必死に」と笑う。確かに、その直後に走った前場所の松戸は22で勝ち上がり決勝(6)と結果を残した。今節初日は驚異のルーキー尾野翔一との対戦で勝ち上がれず一般戦回りも、しっかりチャンスをモノにした。最終日も勝って、きっちりインプラント回収を目指す。