【競輪】武田豊樹が優勝以上に感じる喜びとは 決勝は深谷―吉沢の3番手から勝負圏目指す/取手

地元から3人が決勝へ。武田豊樹を中心に吉沢純平(右)と山下渡

<取手競輪>◇F1◇2日目◇4日

準決12Rは、地元の看板・武田豊樹(51=茨城)が先行する深谷知広をG前で差し切って1着入線し、場内は大いに沸いた。さらに2着は深谷と3番手に付いた地元の山下渡が同着となった。これにより地元勢は、先の11Rで1着を取った吉沢純平を含めて3人が決勝へ。並びは、深谷-吉沢-武田-山下の順で並び、その後ろを11R2着の岡田征陽が付き、東日本5車結束の長ラインが出来上がった。

決勝で深谷の後ろへ並ぶ順番は、あっさり決まった。3番手を固める武田は言う。「吉沢君はボクの1番の弟子。これからは、こういう位置(番手)での競争もしていかなきゃいけないし、もっと強くなってもらいたいから」と、自身より前の位置を任せた。

それでも、武田の成績を振り返ると一昨年12月の川崎F1以来、2年間も優勝から遠ざかっているが「優勝だけがすべてじゃないですから。それより、今日みたいなレースができると、競輪を長くやってて良かったなと思います」。準決の戦いを振り返り「深谷君と今のボクとでは戦っているステージが違いますから、こんな形で連係できるのが、うれしいんです」と、しみじみ振り返った。地元決勝に勝ち上がり、一番弟子の後ろに付いての戦い。この現実に、武田は至福の喜びを感じている。