<日刊スポーツ制定・第38回オートレース年間三賞>
日刊スポーツ制定「第38回オートレース年間三賞」の選考委員会が、今月13日に公益財団法人JKA(東京都港区)で開かれた。25年に2度のSGタイトルを獲得した青山周平(41=伊勢崎)が、MVPに該当する殊勲賞に決定。これで、3年連続7度目の受賞となる。
技能賞は黒川京介(27=川口)が初受賞、女子特別賞は8年連続で佐藤摩弥(33=川口)、敢闘賞には昨年に続いて佐藤励(25=川口)が選ばれた。全4部門のうち、川口所属の選手3人が表彰される。今年も3月中旬に、都内のホテルで授賞式が行われる予定。
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佐藤摩弥が満場一致で、8年連続の女子特別賞に選ばれた。「今年も選んでいただいて、すごくうれしいです! あと何回もらえるか分からないけど、できる限り頑張ります」。11年7月に、44年ぶりの女子オートレーサーとしてデビュー。多くのメディアにも取り上げられた。あれから14年以上の実績を積み重ねて、全国屈指のトップ選手にまで成長。業界の発展にも大きく貢献してきた。
一昨年は5度のうち4度のSG戦で優出。昨年もスーパースター王座決定戦を含めて、3度のSGファイナルに駒を進めた。大きなステージでも、優勝戦の常連として欠かせない存在となっている。「去年はコンスタントに結果を残せたけど、SGの決勝では見せ場を作れなかった印象がある。とにかく、優勝戦で決定力を発揮できなかったですね」と昨年の結果を自己分析した。
26年の抱負を質問すると「けがなく、1年を通して活躍したい」。今年1月に選手登録された39期生を含めると、現在では女子オートレース選手も31人まで増えた。その中で、ただ1人S級ランクを維持している。全国屈指のダッシュ力と勝負強さは誰もが認める。26年も、サトマヤスマイルが多く見られそうだ。
◆佐藤摩弥(さとう・まや)1992年(平4)5月16日、埼玉県生まれ。川口所属31期生。全国ランクS級10位。不動の女子NO・1レーサーとして活躍。23年のキューポラ杯で、女子史上初となるG1制覇を達成した。G2戦は通算3度の優勝がある。通算優勝16回。151センチ、44キロ。血液型B。
◆選考過程 ▽女子特別賞 女王の佐藤摩弥が、8年連続で文句なしの受賞となった。出席者の全員から、反対の意見はまったく出なかった。もっとも近年は若手選手の台頭が目覚ましく、今後は業界の勢力図も大きく変化してきそうだ。
◆オートレース年間三賞 1988年(昭63)に創設された。1年間(1~12月)に活躍した選手を表彰する。表彰対象は原則としてSGの優勝者で、他にさまざまな記録が考慮される。JKAが協賛。受賞者には賞金と表彰盾が贈られる。年間三賞はボートレース、競輪も制定されている。
▽◆女子特別賞 優勝回数、優出回数をはじめ、混合戦で活躍した選手を選出。