<伊勢崎オート:ムーンライトチャンピオンカップ>◇G1◇4日目◇30日
6R一般戦で29期生の渋沢憲司(46=伊勢崎)が、区切りの通算300勝を飾った。
同期を始めとした周りの選手仲間に囲まれて、「胴上げしようか?」と冷やかされ表情を崩した。開口一番「引退です(笑い)。しかし、長かった!ずっと意識していたけど、やっと勝てました」。渋沢の笑顔は止まらない。レースを振り返って、「先行できたのが勝因。ペースは上がらなかった。エンジンは普通の動き。ずっと後ろに付けられているのは分かっていた。西さん、あおり運転ですよ」。ジョークを交えながらコメントした。
04年のデビューから約22年。度重なる落車被害により、けがにも泣かされた選手生活だった。「一昨年この大会でひざを負傷。今年3月にも左肩を痛めた。今後は、けがをする前より成績を残して最高ハンデになることが目標。最終日に1着を決めて、301勝にしたいですね」と抱負を述べた。息子の渋沢周羽(しぶさわ・しゅう)は、今年5月にボートレーサーとしてデビューした。「3人の息子がいて、真ん中と下は双子。双子は24時間テレビに出演したことがあります。ボートレーサーになったのは長男です。同じ公営競技の世界なので、まだ賞金の面では負けないように頑張ります」。父親としての威厳を保つためにも前を向いて、これからもオートレーサー人生を歩む。