<伊勢崎オート:稲妻賞>◇G2◇3日目◇26日
雨巧者の増田伸一(56=川口)が3R一般戦で2着に食い込んだ。序盤の展開を作れず一度は後退したが、持ち味のアウト走法で見事に挽回。1着の佐藤貴也に再び迫る勢いをみせた。
「スタートが切れていないけど、雨に関しては地元の川口より伊勢崎の方が乗りやすい。最後は貴也(佐藤)に近づいたけど、相手はS級だから甘くないよね」と振り返った。「正真(伊藤)に調整してもらって、エンジンはいいと思う」。通りすがった同じ整備グループの高橋義弘も、マシンの状態に太鼓判を押していた。一見すると怖そうなイメージはあるが、実際は話しやすく親しみやすい人柄。96年の全国地区対抗戦(B級)では、選手生活で唯一の優勝を飾っている。「詰めが甘いというか、2~3着が多いんだよ。確か、そのときも4本の2着を並べて優出した。当時は宿舎で同じ川口所属の篠崎さんと牛沢さんに、何でインに行かないんだ!と指導された。優勝戦は前の人が滑らせて、たまたま内から抜けた。五所淳に帰らせないよ!と言われて、その夜は同期と飯塚の飲み屋街で50万円も使ってしまった(笑い)」。豪快なエピソードを話してくれた。趣味は釣り。あとは、奥さんと一緒に寺や神社を巡ること。好物は焼き肉(カルビ、タン塩、ハラミ)とハイボール。3人の息子は、すでに社会人になっているそうだ。今後の抱負については、「事故のないようにレースして、できるだけ見せ場を作りたい。今節の雨は感触いいから勝ちたいね。もちろん晴れでも頑張るよ」。選手生活33年になるベテランが、今度こそ1着でゴールを駆け抜ける。