【ボートレース】山口県に初めて深紅の大優勝旗!大峯豊が痛快無比の3カドまくりV/戸田G2

優勝旗を持つ大峯豊(右)は同じ山口の白井英治(中央)、菅原文仁戸田市長と記念撮影に納まる(撮影・柴田隆二)

<戸田ボート:全国ボートレース甲子園>◇G2◇最終日◇12日

施行者希望枠で選ばれた大峯豊(42=山口)が、3カドまくりで優勝。グレードレース2度目のVを飾った。山口県に深紅の大優勝旗が初めて渡った。地元で全国制覇を目指した1枠の佐藤翼は悔しい2着。6コースから最内を突いた大池佑来が3着に入った。

有言実行の3カド戦だった。スタートはコンマ04。トップタイミングだった。「こんなに行っていると思ってなかった。ふるかぶりでいった分、早くなった」。節一の伸びに3カド、さらにフルダッシュでは内枠の佐藤翼と吉田拡郎は抵抗すらできなかった。「イン逃げが主体の中、まくれて勝てたのはすごくうれしいです」。理想とする走りで優勝できたことを喜んだ。

山口県に初めて深紅の大優勝旗が渡ったが、大峯は支部に危機感を持つ。「若手が全然成長していない。他の県はSGでも20代がいる。海野(康志郎)のグラチャン優出もそうだし、今回の僕の優勝を見て、山口の若い子たちが頑張って、僕たちを追い越して、SGとかで活躍して欲しいなと思います」。愛があるゆえの厳しい言葉で、後輩たちに奮起を促した。

この優勝で来春のSGクラシック出場権利を獲得。さらに地元下関で開催するオーシャンカップのポイントも積み重ねた。「僕は高い目標は立てずに、小さい目標をクリアしていくタイプ。また今日から…、あっ(白井)英治さんと飲むから無理か(笑い)。明日、目標を立てて次に向かいたいと思います」。今夜だけは美酒に酔いしれる。

◆大峯豊(おおみね・ゆたか)1983年(昭58)10月14日、山口県生まれ。92期生として03年5月徳山でデビュー。初出走から4走目で初勝利を挙げた。10年12月児島の中国地区選手権でG1初優勝。同期は毒島誠、吉川喜継、松村敏ら。171センチ、52キロ。血液型AB。