<競輪ワールドシリーズ:7年ぶり見参!!>
7年ぶりに行われた「競輪ワールドシリーズ」が終了した。
ハリー・ラブレイセン(29=オランダ)、エレセ・アンドルーズ(26=ニュージーランド)ら世界トップの6選手が、その実力を全国の競輪場でいかんなく発揮。その中で随所に日本人選手の健闘もあり、早くも来年の開催が待ち遠しくなった。
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有意義な3カ月間だった。7年ぶりに復活した国際レースは、五輪や世界選手権メダリストの実力をあらためて感じさせるシリーズになった。
特にパリ五輪男子スプリント、ケイリン、チームスプリント3冠のラブレイセンは桁違いで、19戦18勝、出場6開催で優勝5度。開幕前の「バンクレコードを出す」という目標を有言実行し、8月24日の岐阜では約22年ぶりに0秒2更新する10秒5をたたき出した。さらに最終戦となった9月1日の川崎でもタイ記録となる10秒5をマークするなど、この間の話題を独り占めした感さえある。ただ「強い」「速い」だけでなく、長い距離をペースで踏み、ラインで決める“競輪”らしいレースも多く見られた。とても初来日とは思えない順応性だった。
女子もアンドルーズを筆頭にワンランクもツーランクも上の脚力で、各開催で優勝を分け合った。男子も含めて多くの選手が「来年もまた来たい」と口にしており、復活2年目となるシリーズが待ち遠しい。
とはいえ日本勢も、ただバンクを貸していたわけではない。特に7月の立川ではエース佐藤水菜が、ファンデルワウ、グロを相手に3連勝V。外国勢も連日お手上げの圧勝劇で、ファンの熱気、歓声もG1のようだった。男子もラブレイセン以外には何度も土をつけており、6月小倉の阿部英斗、7月伊東の太田海也、8月四日市の日高裕太らが優勝もさらっている。予選、準決での撃破も多く、7年前に比べて外国勢との差は縮まっている印象を受けた。
となれば「来年はS級S班との対戦を」となるのが自然の流れ。競走得点や日程の問題は多いと思うが、一ファンとして、脇本雄太、古性優作、犬伏湧也、吉田拓矢らが外国勢をどう攻略するのか、ぜひ見てみたい。【栗田文人】(おわり)