C大阪の元日本代表FW大久保嘉人(38)が、古巣の川崎Fを相手に前半だけで2ゴールを決めた。

自身のJ1最多得点記録を188点に更新。その他にも、この日だけで数々の記録をつくった。

◆マルチ弾 大久保のJ1リーグ戦での1試合複数得点は、東京時代の17年6月4日清水戦(2-0)以来4シーズンぶり38度目。38度のマルチゴールは歴代最多。2位はFW中山雅史で33度。

◆年長2発 38歳8カ月22日での1試合2得点以上は、鹿島MFジーコの41歳3カ月8日(94年6月11日の平塚戦)に次いで歴代2位の年長記録。日本人選手では川崎FのMF中村憲剛が記録した37歳6カ月20日(18年5月20日の清水戦)を更新した。

◆年長450試合 この日が節目の450試合出場。J1史上12人目。38歳8カ月22日での到達はMF中村憲剛(川崎F)の38歳9カ月10日に次いで歴代2番目の年長達成となった。

◆開幕連発 開幕戦の柏戦に続いてのゴール。J1リーグ戦で開幕2試合連続得点は、川崎F時代の15年(2試合連続)以来6シーズンぶり2度目。15年は最終的に23ゴールを挙げて自身3度目の得点王に輝いている。

ただ、チームは昨季王者に2-3で逆転負け。大久保が2ゴールを決めてチームが敗れたのは、C大阪所属だった04年9月11日の鹿島戦(3-4)以来、17年ぶりの屈辱となった。【石川秀和】(ニッカンスポーツ・コム/サッカーコラム「データが語る」)

川崎F対C大阪 前半、先制点を奪って雄たけびを上げるC大阪FW大久保(撮影・山崎安昭)
川崎F対C大阪 前半、先制点を奪って雄たけびを上げるC大阪FW大久保(撮影・山崎安昭)