女子日本代表「なでしこジャパン」はカナダに0-2で敗れ、6位に終わった。前半20分に先制を許し、後半5分にはミスから2点目を失った。終了間際にはFW田中美南(日テレ)がPKを失敗した。4月に来年の女子W杯予選を兼ねたアジア・カップ(ヨルダン)に臨む。

 2連勝と勢いに乗ったかに見えた日本が、再び厳しい現実に直面した。速さとパワーを前面に出すカナダに完敗。高倉監督は「力負けした部分はあった」と潔く認めた。不用意な失点で流れを手放した。前半20分に相手のシュートが中島の手に当たり、選手が主審の判定を気にして一瞬動きを止めた隙に先制された。後半5分にはGK山下と熊谷の連係ミスから痛い追加点を許した。6失点した1次リーグ第1戦のオランダ戦と同様、格上との戦いで課題と現在の力量が浮き彫りになった。1カ月後にW杯予選を控え、高倉監督は「ただ転ぶだけで終わるつもりはない。必ず起き上がって予選に向かいたい」と巻き返しを誓った。