日本サッカー協会(JFA)が9日午後、都内のJFAハウスで会見を開き、田嶋幸三会長(60)がバヒド・ハリルホジッチ監督(65)の解任と、西野朗技術委員長(63)を新監督とする人事を発表した。

 午後4時1分、会見場に姿を現した田嶋幸三会長は「この度、日本サッカー協会(JFA)は4月7日付けでハリルホジッチ監督の契約を開場しました。前任のアギーレ監督の契約解除の後、短い時間でチームをまとめ、ワールドカップ予選を突破してくれました。サッカーを愛し、ピッチでぶつけてくれた。デュエルという、日本サッカーに必要な言葉を植え付けてくれました」と感謝した。

 その上で「ただ、一昨日の契約解除という結果になった。勝った負けたで更迭を決めているわけじゃない。皆さんの声だけで決めているわけじゃない。選手に話を聞いたが、それだけで決めていない。マリ戦、ウクライナ戦で選手の信頼感が薄れた。さまざまな要素で決めた」と解任の理由を説明した。

 その上で「1、2%でもW杯で勝てる方向を追い求めたい。内部からの昇格しかないと考えた。内部で見てきた、西野氏に決めました。たった2カ月しかないですが、木曜までにスタッフの編成を経て、この場で会見を開きたい」と西野体制のスタートを12日に定めた。【村上幸将】