サッカー・ワールドカップ(W杯)ロシア大会で白星発進した日本代表が20日、ベースキャンプ地カザンで軽めの調整を行った。

 19日にサランスクのモルドビア・アリーナで行われた1次リーグ初戦でH組の日本はコロンビアに2-1で勝った。出番のなかったDF槙野智章は日本の盛り上がりを伝え聞き、次のように言った。

 「ようやく味方をつけたじゃないですけど、たくさんの方に応援していただけるいいきっかけになった」。

 50%近い驚異的な視聴率にも「つかみかけているサッカーへの関心を、手放さないように結果ももちろん、内容も。一瞬の、時の人というか、そういう形にならないようにファン層をしっかりつかむことが今後の日本サッカーにも大事なことになると思っています」と使命感を口にした。

 初めてのW杯1勝の価値をかみしめ「いいゲームをしたし、いい結果を出せた。まわりにも、最初は期待してもらってなかった。1つ勝って手のひら返したようにワーってなっていることに、みんなが逆に驚きもある。僕たちは勝つために、突破するために来たし、もっといいサプライズを起こせるように。1つ勝っただけで浮かれていられない」と引き締め直していた。