日本代表に初招集されたMF堂安律(20)がホームズウォレ戦でフル出場した。無得点でチームは敗戦。試合後、初めての日本代表戦となる国際親善試合チリ戦(7日・札幌ド)とコスタリカ戦(11日・パナスタ)の2試合に向けて意気込んだ。

「招集された時は少し移籍の話もあった中、頭の中がこんがらがっていて、うれしさが込み上がってこなかったけど、いざ行くとなって、久々に代表の緊張感が沸いてきた。今までの年代別代表と少し違うけど、似たような緊張感を持っています」

1日の東京五輪世代のU-21日本代表が臨んだアジア大会決勝もテレビ観戦したという。同世代エース候補の堂安は「刺激をもらった」とし「(A代表は)楽しみで仕方がない。普段、見られない試合も多いと思うので、日本のみんなに楽しんでもらえればと思う」と心待ちにした。

11日には古巣G大阪のホーム、パナソニックスタジアム吹田でコスタリカ戦がある。凱旋(がいせん)試合となるが「初戦はチリ。チリはサンチェスを除いてかなりガチのメンバーで来るようなので、そっちの試合に出たい気もする。結果にこだわっている。若い人の特権で、ミスしても失うものはない。僕は後悔しないように、次に(代表から)外れてもやれることをやったと言えるようにプレーするだけ」と気合バッチリ。最後には「ビビらずやります。点、取りますよ。俺が点を取らなきゃ行く意味ない(笑い)」と、東京五輪世代のA代表1号ゴールを宣言した。