日本代表DF吉田麻也主将(30=サウサンプトン)が、1月のアジア杯(UAE)に向けた最後の代表活動となるベネズエラ戦(16日、大分)、キルギス戦(20日、愛知)に向けて意気込みを語った。12日にメンバー23人のうち16人が大分県内に集合し、午後5時ごろから約1時間の調整を行った。

10月の代表戦2試合からほとんどメンバーに変更がなかった今回。吉田は「結構(選手を)試すのかなと思ったら意外と固めてきた。割とこんな感じでいくのかな」と、アジア杯を見据えた。

以前には「ワールドカップが終わってからはずっとアジア杯のことを考えてきた」と話すなど、新体制が発足する前から同大会を明確にターゲットとして定めてきた。「土台を作って大会に挑めるのは理想的」と前向きだった。

アジアの戦いの厳しさも肌で知っている。「勝って当たり前のプレッシャーはまた違う。そこで結果を残せるかどうか」と、ワールドカップでは感じることのない重圧を口にした。キャプテンマークを巻く30歳は、表情を緩めることなくチームの先頭に立つ。