サッカー女子日本代表「なでしこジャパン」が20日、0-2で敗れた1次リーグ最終戦のイングランド戦から一夜明け、フランス・カンヌ近郊で練習を行った。

前日の試合で先発した選手はホテルでリカバリーとなり、それ以外の12人がグラウンドに姿を見せた。パス回しやシュート練習などで約1時間半、調整した。 初戦のアルゼンチン戦で左足首を痛め、イングランド戦を欠場していたMF長谷川唯や、左足の違和感で別メニュー調整となっていたMF籾木結花もフルメニューを消化。長谷川は「自分自身としては大丈夫。5日間あるので、いい準備をしていきたい」と意気込み、籾木も「コンディションは徐々に上がってきている」と話した。

日本は1次リーグを1勝1分け1敗の2位で決勝トーナメントに進出。イングランドに勝利しての1位突破はならなかった。しかし、次戦までは1位や3位通過の場合よりも長い中5日のインターバルがあり、身体の回復の面ではプラスだと言える。今大会の日本は大会前から多くの負傷者を抱えながら活動してきたが徐々にその数は減り、イングランド戦では右膝を負傷していたFW岩渕真奈が2戦連続フル出場、大会直前のリーグ戦で右足首を痛めたFW小林里歌子も先発出場を果たした。

25日(日本時間26日未明)に迎える決勝トーナメント1回戦ではカナダかオランダのどちらかと対戦する。23人全員の力を合わせ、なでしこが一発勝負の戦いへ臨む。