視察した日本代表の森保一監督(51)が、アマチュアで唯一勝ち上がっていたJFL・ホンダFCの奮闘ぶりをたたえた。

得点こそ奪えなかったが、積極的な攻撃で鹿島アントラーズゴールに迫った戦いぶりに「チャレンジャーとして勇敢に戦っていたなと思います」と敬意を表した。一方で、少ない好機を生かして勝利した鹿島については「カテゴリーが下の相手と戦うのは、簡単な戦いじゃない。私も選手時代に鹿島と何度も対戦したり、監督としても試合させてもらいましたけど、何となくやれたかなと思っても鹿島が勝っている試合をたくさん経験してきた。勝者のメンタリティーがあるチームだなと感じています」と、あらためて勝負強さに目を見張った。

この日は日本代表の横内昭展コーチ(51)とともにスタンドから熱戦を見つめた。3-0で勝利した15日のW杯アジア2次予選タジキスタン戦から帰国後、五輪代表チームの監督代行としてブラジル遠征を終えた横内コーチとは、密な情報交換を継続的に行っている。東京五輪世代のU-22代表は来月17日にはキリンチャレンジ杯で、同コロンビア代表との国際親善試合を控える。森保監督は「A代表と五輪チームと、活動をお互い報告しあって情報共有はしています。情報を共有してお互いの活動をしっかり知るのは大切だと思うので、怠らないようにやっていきたい」と話した。