【釜山(韓国)12日=松尾幸之介】東アジアE-1選手権で白星発進した男子日本代表で、今季Jリーグ年間最優秀選手のMF仲川輝人(27)が、14日の第2戦香港戦でA代表デビューする可能性が出てきた。

チームは開催地の釜山で約1時間半、調整。2-1で勝った10日の中国戦に出場した選手らが2日連続でリカバリーメニューをこなす中、仲川ら未出場組は3-6-1の布陣からパスをつないでのシュート練習などを行った。先発総入れ替えの可能性も高まる中、右シャドー(FW後方の右)に入った仲川も周囲との連係を入念に確認。「(しっかり)練習できている部分はある。シュートまでの形をつくれれば」と意気込んだ。

“令和男”としてのプライドもみせたい。日本では今年の漢字が「令」と発表された。仲川はJ1での令和初ゴールを決めた際、得点後に体で「令」の字をつくってみせ会場を沸かせた。代表戦デビュー弾の場合のパフォーマンスを問われると「令の字はこっち(韓国)では伝わらないですよね」と苦笑いし「何か考えます」。釜山での新パフォーマンスで得点のイメージを膨らませた。令和に愛される男が、森保ジャパンでもベールを脱ぐことになりそうだ。