なでしこジャパンのMF猶本光(25=浦和)がドイツ仕込みの展開力を武器に、東京五輪へ向けたサバイバルを勝ち抜く。

17日の福島・Jヴィレッジで代表候補合宿4日目、ボランチからのサイドチェンジなどを細かく確認。MF三浦や杉田ら同位置のライバルと並んでキックを確かめた。

今年1月下旬にドイツ1部フライブルクから浦和へ復帰。シーズン中の海外組が不在となる年始の合宿からの参加も実現し「次につなげるための大事な合宿」と意気込む。ドイツではミドルシュートを打ち込むなどキックの飛距離も伸びた。三浦も「自分とは違ってシュート力があって大きな展開もできる」と認める。

五輪は18人枠だが、猶本は「アピール合戦になりすぎると、チームとして成熟せずに大会を迎えてしまう。そういう自覚をもってチーム作りをしていく必要もある」と今後を見据えた。