日本サッカー協会(JFA)は1日、6月に開催が予定されていたワールドカップ(W杯)アジア2次予選2試合の延期と、U-23(23歳以下)日本代表が7月17日に予定していた国際親善試合キリンチャレンジ杯の中止を発表した。

両代表を兼任する森保一監督(51)は日本協会を通じ、W杯アジア2次予選の延期について「今、世界に拡大している新型コロナウイルスの感染状況を考えると、この決断は当然と考えています。これからの活動については、どの時期に再開しても、そのときに力を発揮できるよう、今できることに全力で取り組み、しかるべきときに向けて準備をしていきたいと考えています」とコメントした。

また東京五輪の延期もあり、7月のキリンチャレンジ杯も中止に。「今後の活動は状況を見ての判断になると思います。五輪開幕も新型コロナウイルス感染症が収束していることが大前提です。我々が目指す金メダル獲得に向けて、次の活動を心待ちにしながら、選手、スタッフそれぞれが今できることに取り組んでいきます。このウイルス感染をこれ以上拡大させないために、みんなが団結するときだと思います。こうした苦境で発揮される日本人の規律を守る心、団結力、組織力を私は信じています」とコメントし、早期の収束を願った。

今後のW杯予選の日程やU-23日本代表の活動については未定。