日本代表の21年初戦、3月25日の22年W杯カタール大会アジア2次予選ミャンマー戦(日産ス)が延期になった。19日、日本協会が発表した。ミャンマー側が試合延期をアジア・サッカー連盟(AFC)に要請し、これが承認された。次の国際Aマッチ期間となる6月に行われる見通し。

ミャンマーは軍事クーデターによる政治的混乱に陥っており、同国連盟との連絡もつかない状態となっていた。コロナ禍でもともと延期の可能性も浮上していたが、空白となった1試合についてオンラインで取材に応じた日本協会の反町康治技術委員長は「(延期の)理由はよく分からない。できれば強化試合をしたい。交渉をして、強化に値する相手が見つかるのであれば、可能な限りやっていきたい気持ちではいる」と話した。

3月30日にはアウェーでのモンゴル戦が、コロナ禍で千葉・フクアリで行われるが、この試合の開催も楽観視はできない。6月15日までにW杯アジア2次予選を全て消化することを、AFCが決めており、仮にモンゴル戦も延期になるようなことがあれば、日程的にも混乱に拍車が掛かる。反町技術委員長は「日本の感染状況が悪くならないことを祈りつつ、準備していくとしか言えない」とした。