山口蛍だけ汗だく特別メニュー、ハリル監督直接指導

ランニングを行った後、グラウンドに山口1人だけ残すハリルホジッチ監督(撮影・狩俣裕三)

 W杯アジア最終予選に臨む日本代表が28日、関東近郊で練習した。この日は海外組で帰国したばかりのMF香川真司(27=ドルトムント)、MF長谷部誠(32=フランクフルト)、FW浅野拓磨(21=シュツットガルト)ら17人が参加した。ハリルホジッチ監督は10分間の円陣の中で「最終予選は今まで以上に難しい試合になる」と何度も口にし、1日のUAE戦への士気を高めた。

 国内組のフィールド選手はJ1での試合翌日で、海外組も移動の疲れを考慮しランニングのリカバリーメニューだったが、MF山口蛍(25=C大阪)だけは特別メニューでみっちり練習が組まれた。ハリルホジッチ監督、コーチを含め6人が山口の練習相手になり、パスやヘディングを含めた技術とフィジカルの特訓を行った。指揮官が「私の右足につけなさい」と要求し、逆足につけると「ノー」とダメだし。山口は汗だくになり必死に食らいついていた。