終了間際失点なければ首位だった 長友クリア及ばず

後半、長友(右)の必死のクリアも失点する日本(撮影・江口和貴)

<W杯アジア最終予選:日本2-1サウジアラビア>◇B組◇15日◇埼玉

 完封勝利が目前だった後半45分に失点した。ペナルティーエリア付近からのミドルシュートを1度はGK西川がセーブしたが、こぼれ球に反応され、シュートを許した。DF長友が懸命のクリアも、ゴールラインを割ったと判定された。

 無失点ならサウジアラビアとは勝ち点で並びながらも得失点差で上回り、首位に浮上していただけに、もったいない失点だった。DF吉田は勝ったことは評価しつつ「失点したのは悔しい。勝ったときこそ冷静に、向上するためにはなにが必要かを掘り下げないといけない」と手放しで喜ぶことはなかった。