杉本健勇、代表初弾も笑顔封印「反省の方が多い」

前半、チーム2点目のゴールを決め、ほえる杉本(撮影・狩俣裕三)

 日本代表FW杉本健勇(24=C大阪)が、代表初ゴールを決めた。1-0の前半17分、MF倉田秋(28=G大阪)のシュートのこぼれ球に詰め、左足で押し込んだ。

 国際Aマッチ出場3試合目で待望の初先発。「結果が欲しい」と背水の覚悟で臨み、代表生き残りへの1発を放った。「どんなゴールでもいいと思ってたんで、結果につながってよかった」。

 ただ、試合後は笑顔を封印した。「前半、チャンス多かったし、もっと決められたと思う。反省の方が多い」。惜しくも枠を外した2本のショートを悔やんだ。それだけ「日本代表に生き残りたい」思いが強い。「(ハリルホジッチ)監督も言っていた通り、このままじゃ(W杯に)出るだけになってしまう。チームとしてやるべきこと多いし、もっともっと自分のレベルを上げていかないと」。杉本にとって記念すべき初ゴールも、スタートにすぎない。