サッカー界と製薬界の“ビッグカップル”が誕生した。トルコ1部ガラタサライの日本代表DF長友佑都(32)が26日、ロート製薬の「スポーツエールオフィサー(SYO)」に就任した。
SYOとは、従業員に健康的なライフスタイルを定着させるため、同社が設置した日本初の役職。長友は同社従業員の健康増進と運動習慣の定着・向上につながる取り組みを推進していくことになる。
都内の同社で記者会見に臨んだ長友は、日本初という重責を意気に感じていた。現役トップアスリートと製薬会社という異色のタッグで健康増進を実現させる取り組みに「初めてということで、今まで誰も通ったことのない道を進むのは楽しみ。自分たちで枠組みをつくっていく」と意欲十分。「そういった中で貢献できるのはワクワクしています」と、同社と一緒にアイデアを出し合いながら、健康増進に尽力していく考えを示した。
今秋、長友自身も健康の重要性を痛感した。「2カ月前に肺の手術(肺気胸)をやって、ドクターから『(放っておけば)死んでいたかもしれない』と言われるくらいだった。健康でないと何もできないと、身をもって体験した。心の底から、健康の大事さを伝えていきたい」。従業員の体力測定会やトレーニングメニューの監修など、自らの知識を還元していく考えだ。
長友の健康への思いは、一般の人たちにも向けられた。「年末年始で食べ過ぎ、飲み過ぎた時に気をつけることは」と質問されると「水をたくさん飲まれるのがいいのでは。体の気になるところはどこですか?」と逆質問。腰痛に悩んでいると聞くと「ストレッチをするだけで体の循環が高まる。運動する時間がなくてもストレッチをすると、次の日に体が軽くなると思います。腰の場合は股関節周りが固まっていることが多いので、柔軟性を高めていただければと思います」と、SYOらしく的確なアドバイスを送った。