久保建英をスペイン紙絶賛「輝き」「最高」「偉大」

相手守備陣をかわしてドリブル突破する久保(撮影・PIKO)

<南米選手権(コパ・アメリカ):日本0-4チリ>◇1次リーグC組◇17日◇サンパウロ

レアル・マドリードへの移籍で注目を浴びる日本代表MF久保建英(18)が初先発し、フル出場でA代表戦の国際大会デビューを果たした。南米選手権の1次リーグ初戦でチリに0-4と完敗。ほろ苦い一戦となったが、随所に光るプレーで、スペインの名門が認めた才能の一端を世界に披露した。一夜明けた18日、チームは20日(同21日午前8時)のウルグアイ戦に向け、試合会場のポルトアレグレに移動した。

久保の先発デビュー戦をスペイン紙が絶賛した。マルカは「日本代表として初めての先発。輝かしい1週間になった」と、13日に移籍したことを絡めて伝えた。前半に股抜きで相手を華麗にかわしたシーンでは「前半最高のプレー」として「日本の『21』番を知らないチリ人を含めた2万人が押しかけたスタジアム全体をわかせた」と、名前を知らしめた芸術的なプレーだったと報じた。

また、アス紙でも「すべての面でハイレベルであることを証明した。敗戦にも攻撃の中心で質の高いプレーを見せてゴールに迫った」と、18歳とは思えないプレーを見せたと伝えた。さらに「(点差がついても)彼は動きを止めず、ゴールを狙い続けた。(敗戦濃厚の)状況は関係なかった。常に顔を上げて自分のスタイルを貫いた」と諦めないプレーを称賛。「これは偉大な選手の特徴」とスターに必要な要素を兼ね備えていると報じた。