森保監督「自信と成長」勝ち逃し悔やむ選手を誇る

日本対ウルグアイ ウルグアイと引き分け、スタッフ陣と握手を交わす森保監督(右手前)(撮影・河野匠)

<南米選手権(コパ・アメリカ):日本2-2ウルグアイ>◇1次リーグC組◇20日◇ポルトアレグレ

【ポルトアレグレ(ブラジル)20日(日本時間21日)=岡崎悠利】南米選手権の1次リーグ第2戦で日本は、強豪ウルグアイと2-2で引き分けた。先発したMF三好康児(横浜F・マリノス)が衝撃の2ゴール。1次リーグ突破へ2試合を終え勝ち点1(1分け1敗)とし望みが生まれた。

同じC組で最強と言われたウルグアイを2度リードする展開。森保一監督は選手たちの奮闘をたたえた。1次リーグ突破へ希望を持たせる勝ち点1。試合後、指揮官は静かな口調で話した。「ロッカーに帰ったあとの選手の顔を見ても、勝てなかった悔しさが上回っていると見受けた」。いい試合をした、よかったという感情はない。優勝候補と言われるウルグアイに対しても、勝ち点3を逃したことを悔やむ選手たちを誇るように続けた。「ウルグアイは世界的にもトップの強さを持っているチームだと思う。今日の環境を考えても、完全アウェーの中で戦い抜いてくれた。若い選手たちにとって大きな自信と成長になる」。

最後まで、引き分けを目指す戦い方は指示しなかったと明かした。「あくまでも試合展開の中では勝ち点3を狙うということで、選手のプレーを見ていた。最後に押し込まれたように見えたかもしれないが、その中で粘り強く3失点以上することなく、耐えながら攻撃への意思を持ったことを、選手たちをたたえたいと思っている」。本気のウルグアイを相手に最後まで走りきった選手たちを高く評価した。

GK川島永嗣、FW岡崎慎司ら、ベテランの起用が的中。川島は声を張り上げて守備を統率しつつ、ピンチで好セーブを連発。岡崎も得点こそなかったものの、持ち味である運動量で攻守に走り回ってウルグアイにストレスを与えた。「トレーニングで、彼らが1回1回で最大限のパワーを発揮していたのを見て決めた。データ的にも、彼らの出すパフォーマンスは素晴らしかった。試合に出て引っ張ってほしいと思った」。選手のコンディションを見抜いた采配も、貴重な勝ち点1につながった。

これで1次リーグ突破の望みは急上昇。24日(日本時間25日)のエクアドル戦に勝てば、決勝トーナメント進出の可能性が高い。「これに満足せず、次のエクアドル戦に向けて、勝利を目指す準備をすることだと思う」と冷静さを崩さなかった森保監督の手腕が、ここから問われる。