前田大然は不発「実力が伴っていない。悔しい」

日本対エクアドル 後半、ドリブルで攻め上がりシュートを放つも決まらず悔しがる前田(手前)と久保(撮影・河野匠)

<南米選手権(コパ・アメリカ):日本1-1エクアドル>◇1次リーグC組◇24日◇ベロオリゾンテ

日本代表は1-1で引き分け、3戦合計2分け1敗で1次リーグ敗退となった。FW前田大然(松本)は1-1の後半途中から出場するも、得点機を逃してチームを救うことはできず。「点をとってこいと送り出してもらったのに、決めきれず申し訳ない」と絞り出すように話した。

後半ロスタイム1分にはMF久保建英(レアル・マドリード)のスルーパスをペナルティーエリア内で受ける絶好機があったが、ボールコントロールがうまくいかずにシュートまで持ち込めなかった。「あそこで冷静になっている人が上で戦えている。まだまだ実力が伴っていない。本当に悔しい」と、うつむきながら話した。

今大会は無得点と、ストライカーとしては不完全燃焼に終わった。「本当に出て良かったのかなと思うくらい、なにもできなかったと」と責任を背負い込んだ。自身も出場資格のある東京オリンピック(五輪)まで約1年。同時期に開催されていたトゥーロン国際では同世代の選手が初めて決勝まで進むなど、競争の激化は間違いない。「切り替えてやらないと。またこの舞台に戻ってくるには、結果を残すしかない」。危機感を持って話した。