森保監督「油断のない、隙のない戦い方を」一問一答

ミャンマー戦前日会見を終え、ラドゥロビッチ監督(右)と握手を交わす森保監督(撮影・河野匠)

日本代表の森保一監督(51)が9日、ワールドカップ(W杯)アジア2次予選初戦ミャンマー戦(10日、ヤンゴン)に向けて、同市内のホテルで公式会見に臨んだ。

森保監督の一問一答は以下の通り。

-ミャンマーについて

育成年代でもW杯に出場したり、今アジアの中でも力をつけているチーム。監督も外国人を招聘(しょうへい)して、組織だったプレーができ、手ごわいチームだと思っています。

-環境に即した準備は

森保監督 我々がやろうとする理想は変わりありませんが、理想と現実は使い分けていかなければいけない。練習でもスコールがあって、グラウンド状態も悪い中でプレーしないといけない時にどういう判断をしないといけないか。現実のいい判断をして、相手を上回っていけるように戦ってほしい。全て想定外のことが起きるということも考えてやらなければいけないと思います。

-4年前の初戦は引き分けたが、今回の試合の入り方は

森保監督 以前の経験を生かして、より油断のない、隙のない戦い方を選手はイメージしてくれていると思っています。

 

◆ミャンマー代表 FIFAランキングは135位、W杯出場なし。日本との対戦成績は2勝5分け5敗。直近の試合は94年10月9日のアジア大会で、日本が5-0で勝った。アウェーでの対戦は1-1で引き分けた65年3月22日以来。ほとんどの選手が自国リーグで戦っているが、タイリーグでプレーする選手も数名いる。セルビア人のラドゥロビッチ監督は今年1月~2月のアジア杯でレバノン代表を率いていた。5日のW杯アジア2次予選初戦ではアウェーでモンゴルに0-1で敗れ黒星発進。同戦で攻撃の中心選手MFマウン・ルウィンが退場しており日本戦は出場できない。