南野2発!日本がタジキスタンに3発快勝F組首位に

日本対タジキスタン 後半、先制ゴールを決める南野(中央)(撮影・横山健太)

<サッカーワールドカップ(W杯)アジア2次予選:日本3-0タジキスタン>◇F組◇15日◇タジキスタン

森保ジャパンが、MF南野拓実の2得点などでタジキスタンに勝利した。

試合の入りは敵地の難しさを感じさせた。前半24分、自陣でFW鎌田大地がボールを奪われてカウンターを許すと、MFパンシャンベにゴール至近距離に入られる決定機を許した。GK権田修一が左手で防ぐファインセーブを見せて逃れたものの、あわや失点という危ない場面だった。

対する日本は31分、堂安の右CKにDF吉田麻也が頭で合わせる。相手の寄せが甘くフリーで放ったシュートだったが、ゴール右へ外れた。続く45分にはMF中島翔哉の右クロスに南野がこれもフリーで頭で合わせるも、GK正面。決定機をものにできないまま前半を終えた。

苦しい時間帯もあった日本だったが、後半8分に待望の先制点。中島の左クロスに、遠いサイドに位置取っていた南野がフリーで頭で合わせた。これで国際Aマッチ4試合連続、さらにW杯予選開幕から3試合連続のゴール。絶好調男が待望の先制点を奪った。

流れを引き寄せた背番号9は直後の10分に追加点も奪った。DF酒井宏樹の右からの高速クロスに走り込み、マイナス気味の難しいボールに右足で合わせてゴール左へ流し込んだ。

これで勢いに乗ると、37分に途中出場のFW浅野拓磨がだめ押し点。酒井の右クロスに走り込み、頭で合わせてネットを揺らした。後半37分には2得点の南野に代わり、18歳MF久保建英がトップ下で出場。前線でボールをキープして相手にプレッシャーを与えながら相手に反撃をさせないプレーに徹し、試合を締めた。