浅野拓磨2年2カ月ぶり弾「素直にうれしく思う」

日本対タジキスタン 後半、ゴールを決める浅野(左から2人目)(撮影・横山健太)

<サッカーワールドカップ(W杯)アジア2次予選:日本3-0タジキスタン>◇F組◇15日◇タジキスタン

約1年1カ月ぶり代表復帰のFW浅野拓磨(24=パルチザン)が、2年2カ月ぶりのゴールを決めた。

後半19分にMF中島と交代で途中出場すると、快足を飛ばしてチャンスをつかむ。36分に大きく枠を外して反省した直後の37分、左サイドを爆走。右サイドバック酒井のアーリークロスに大奥のサイドで反応すると、頭で地面にたたきつけてゴールに押し込んだ。代名詞のジャガーポーズこそ披露しなかったが、飛び上がって右拳を振り上げるガッツポーズで喜んだ。

国際Aマッチ通算4点目は、17年8月31日のW杯ロシア大会アジア最終予選オーストラリア戦(2-0)以来。ロシア切符を確定させるV弾に次ぎ、森保ジャパンでは初となる得点を決めて試合を決定づけた。

試合後は「まずは久しぶりに代表戦のピッチに立てた。チームの勝利にもゴールという形で貢献できたことは、素直にうれしく思います」と納得。ハノーバーから、保有権を持っていたアーセナルには戻らずセルビア1部パルチザンに移籍したが「新天地でプレーしていますけど、やるべきことは変わらない。目指すべきところは代表のピッチ。目指していた分、この舞台に立てて、ゴールもできたと思う」と代表への思いを語った。

それでも決定機を外すなど、まだまだ伸びしろ十分で「僕にとってプラスになったけど、まだまだ課題の方が多かったと思うので、もっと頑張れる」。次戦以降へ「ここからも厳しい戦いが続くと思いますし、サポーターの皆さんの力も必要になります。一丸となって戦っていきたい。その舞台に1試合でも多く立てるように頑張りたいと思います」と力を込めていた。