8戦ぶり先発原口がFK弾「僕に取って大事な1点」

日本対キルギス 後半、フリーキックからゴールを決め仲間の祝福に笑顔を見せる原口(中央)(撮影・横山健太)

<ワールドカップ(W杯)アジア2次予選:日本2-0キルギス>◇F組◇14日◇ドレン・オムルザム

8試合ぶりに先発出場したMF原口元気(28=ハノーバー)がFKで追加点を挙げた。後半8分、MF遠藤がゴール正面25メートル付近で倒されてのセットプレー。原口の右足の弾道は、相手の壁の間を抜けてゴール左隅に吸い込まれた。原口のFKでの得点は昨年11月20日以来で、当時の相手も今回と同じキルギス。前回は「思い通り飛んでない」と苦笑していたが、今回は「狙い通り」と笑った。

代表でも所属チームでもFKの練習を重ねてきた。仲間から「入んないんだからやめろよ」とちゃかされるそうだが「練習しているからあそこのコースに自信があった。やっててよかった」。昨年のW杯ロシア大会では主力として16強入りしたが、森保監督就任後はMF中島が頭角を現し、ベンチに甘んじる時間が長かった。巡ってきたチャンスで結果を残し「ここからもう1度、ポジション争いに臨んでいける。僕にとって大事な1点だった」と手ごたえを口にした。