キリンチャレンジ杯・U-22ジャマイカ戦(28日、トラスタ)に臨むU-22日本代表を指揮する森保一監督(51)が27日、スタジアムで試合前日の公式会見に臨んだ。
11月に広島で行われたU-22コロンビア戦は惨敗。東京五輪世代が数多く招集されたA代表のE-1選手権は、韓国にスコア以上の完敗を喫した。それだけに、指揮官は「選手たちにはまず、いい準備をしてもらい、今もっている最高のパフォーマンスを最大に発揮してもらいたい。まずは勝利を目指し、選手には勝つための準備をしてもらう。長崎は入りからアグレッシブに、戦ってくれるようにしていきたい」と、年内最終戦に必勝を掲げた。
公式会見の一問一答は以下の通り
-11月のコロンビア戦。メンバーは変わりますが、あの試合を踏まえて見せてもらいたいことは。
コロンビア戦からメンバーを大幅に変わって、また今回、向かいますので。チームの振り返りとして、選手たちにどれだけ響いたかは分かりませんが、日本代表チームとして、東京五輪に向かうチームで活動している選手たちなので、思いは共有していこうとやってきました。コロンビアの敗戦をふまえて、足りなかったところは、チームで共有できていると思う。まずは選手たちに、勝利を目指し勝つための準備をしてもらうこと、個々が持っている力を明日のジャマイカ戦で出してもらいたいと思いますし。コロンビア戦で、チームの連係連動の部分では、まだまだ全然、足りなかったところがあると思いますので。明日の試合、新しいチームといってもおかしくないですが、お互いの意思疎通をしっかりして、意思統一して試合を進められるように、勝利に向かってやれれば。11月のコロンビア戦では、国内で初めての試合となり、この第2戦を長崎で戦ってもらうということ。第1戦の戦いとしては、東京五輪の初戦をイメージできる素晴らしいシミュレーションとなったと思います。敗戦、負けてよしは100%ないですが、勝利を期待して応援してくれる方がいる中で、選手たちは自分たちも絶対に勝ちたいと広島に臨んできた。そこが逆にプレッシャーになり固さもあった。来年の東京五輪の初戦を考えたときに、十分のシミュレーションになったと思いますので、今回の長崎の試合は、入りからアグレッシブに、戦ってくれるように声かけしていきたいと思います。
-安部(裕葵)選手が2シャドーの一角で紅白戦をやっていた。彼に求めるプレーがあれば
得点に絡むプレーを期待したい。守備でも、チームとしてアグレッシブに戦えるように。このチームでの活動は多い方ではないですが、徐々に自分の良さを発揮してくれると思っていますので。前回の招集より、さらに自分の力を出してほしい。まずは攻撃で、得点に絡んでほしい。
-このチームで指揮官として久しぶりにしっかり練習を積んだ。練習の感想と選手の成長具合は?
コンディション的には各選手バラバラですが、今回の活動に集まってくれました。2、3日目の練習は2部練習で、体力的にかなりきつかったと思いますが、選手は積極的にやろうとすることにトライしてくれるということ、食らいついてくれる姿勢を見せてくれた。選手たちがコロンビア戦での反省として、意思疎通が足りなくて、お互いの良さを引き出せなかった、チームとして機能することが難しくなったことを持っていて。積極的にコミュニケーションをピッチ内外でとってくれて、より準備をしてくれている。昨日の紅白戦も1本目より、2本目の方がスムーズに機能した。それは、試合中もそうですけど、ハーフタイムにコミュニケーションを取って、2本目を良くしていこうということを実践してくれた。私から言われた、コーチから言われた、ではなく、自分たちがうまくいくように選手たちが、プレーで、そしてコミュニケーションを持ってやってくれたことをうれしく思います。
-今日の午前、平和祈念館を訪問されました。選手に感じてほしいことは?
11月の広島での試合、明日の長崎の試合は、世界に2つしかない被爆地で、平和の年で試合をさせていただく。試合を通して平和を発信するということ、平和を考えていただく、平和だからこそサッカーができる、サッカーを見ていただけることができるということを、試合を通していろんな方々と共有できれば。今日の午前中、選手たちには、歴史を学んでもらい、原爆で起きた惨状、戦争で起こった惨状を知ってもらい、まずは、一瞬にして命を落とされた方々、そして、苦しんで命を落とされた方々に、犠牲者の方々に、あらためてご冥福を祈る気持ちを持ってもらいたいなと。そして今もなお、苦しんでおられる方がいらっしゃることを考え、そういう方々に、少しでも心の傷が、和らぐようにという気持ちを持ってもらいたいなと思っています。その気持ちを持った上で、選手たちに、平和だから好きなことができるという幸せをかみしめてプレーしてもらいたいと思いますし、今を大切にしてほしいと思いますし、今にベストを尽くして欲しいし、今を楽しむことを表現してもらい、平和を発信してもらいたい。
-コロンビア戦は初戦のシミュレーションだったということですが、ジャマイカ戦ではどんな五輪の本番を想定して準備をしているか?
ミーティングは今からですが。11月のコロンビア戦、ジャマイカ戦、メンバーは変わりますが、最終的にどの選手が東京五輪のピッチに立つか決まっていない中で、まずは選手個々が持っているものを試合で見せてほしい。長崎の試合も完売で満員の中での試合になる。その中で、国内でやる難しさ。アウェーももちろん難しいですけど、勝たなければいけない、喜んでほしいという思いが強ければ強いほどプレッシャーがかかる。サポーターの方々の応援を、いい意味でのプレッシャーに変えて力にできるような準備をできればと思いますし、選手たちにはそういう声かけをしたい。選手たちは、絶対に勝利を届けたいと頑張って準備してくれている。そこで、自分のいいパフォーマンスを発揮できるよう、チームのいいおパフォーマンスを発揮できるよう、メンタルの準備をして送りたいと思います。
-1月のタイ遠征のメンバーについて
構想は、今。持っているものがあります。その中でジャマイカ戦で選手を選んでジャマイカ戦を終えた後に最終的に固めて臨みたい。白紙の訳ではないですけど、試合を見て最終的に決めたい。