なでしこ高倉監督、五輪へ「期待しかありません」

高倉麻子監督(2020年10月16日撮影)

日本サッカー協会(JFA)は16日、21年度各種別日本代表の年間スケジュールを発表した。登壇した女子日本代表(なでしこジャパン)の高倉麻子監督(52)は「たくさんの方々が、苦しみ、選手も大好きなサッカーの時間が奪われ、外向きのエネルギーが、逆に自分自身のサッカーや、選手自身のサッカーについて内に内に入っていく、いろんなことを考えさせられる1年になったと思います」と激動の年を振り返った。

新型コロナウイルスの影響を受けながらも、今年は10、11、12月とトレーニングキャンプを行った。来年も、毎月1回の強化キャンプを予定している。「若い選手が多いので1日、1日成長してくれることは、みんなの顔を見れば分かりましたし、本当に五輪に対しては期待しかありません」と話した。

会見の最後には、テーブルに並べられたキリンの商品を指さし「森保監督が率いるU-24、五輪代表も含め、サッカー関係者、ファンのみなさんと金メダルを取って、ここにある『一番搾り』という、とても縁起のいいビールを掲げて、発泡酒派の方は『本麒麟』、お酒が飲めない方は、この素晴らしい『イミューズ』を掲げて、みんなで乾杯したいと思います。その時の声掛けも考えているんですけど、一応一番搾りということで『一番』ということで。みなさんと喜びたいと思います」と笑顔で話した。