なでしこ快勝 長谷川唯、五輪で「決勝まで行けたらこの舞台でまたできる」

なでしこジャパン対パナマ 前半、ゴールを決め、喜ぶMF長谷川(右)(撮影・菅敏)

<国際親善試合:日本7-0パナマ>◇11日◇国立

サッカー女子のなでしこジャパンは、FW菅沢のハットトリックなどでパナマに快勝した。

前日練習から合流したACミランMF長谷川唯(24)は、左サイドハーフで先発。前半32分に相手GKのクリアボールを拾うと、左足で絶妙なループシュートを決めた。

「GKが目の前にいたのと、ゴールに戻る選手が3人~4人見えた。コースが見えなかったというか、上しか空いていないと思った。ゴールにパスをする感覚でシュートを打った」と技ありの一発。

得点はこの1点にとどまったが、スルーパスで複数得点に絡むなど存在感を放ち、「ゴール含め、得意なプレーが出せて良かった」と手応えを得た。

試合では、FW岩渕と菅沢の2トップに近い位置でプレーすることを意識したという。「前半は(距離感が)遠い部分があったので、もっといいコンビネーションを出せた部分はあったと思う。修正するところはたくさんある」と、13日までの合宿で追求したい課題を挙げた。

国立競技場では初めての試合となった。東京五輪の女子決勝が行われるスタジアムでプレーし、長谷川は「こういういいスタジアムでできるのは貴重な時間。決勝まで行けたらこの舞台でまたできる。いろんな人が見に来てくれると思うので、いい結果、いい内容、次も見たいと思ってもらえるプレーをしたい」と話した。