なでしこ清水「取られ方で」体格で勝る海外選手想定試合で課題浮き彫り

いわきFC・U-18との練習試合で先制点を決めるFW菅沢(左から2人目)

<練習試合:なでしこジャパン候補2-4いわきFC・U-18>◇45分×2本、30分×1本◇16日◇福島・Jヴィレッジ

東京五輪に向けて候補合宿中のサッカー女子日本代表「なでしこジャパン」は、いわきFCのU-18チームに敗れた。

DF清水(日テレ東京V)のフィードからDFラインの裏に抜けたFW菅沢(三菱重工浦和)のゴールで先制したが、その後は中盤でボールを失う場面が多く、カウンターで何度もピンチを招いた。

ラスト30分で、FW浜田(マイナビ仙台)のシュートのはね返りに詰めていたFW上野(広島)が決めて1点を返したが、120分合計2-4と、体格の異なる相手に勝つことはできなかった。

先発で2本目の途中までプレーした清水は、「相手が男子でスピードのある選手がたくさんいる中、取られ方で課題が出た試合」と振り返った。男子相手の試合は、体の大きい海外の女子選手と対戦することを想定したもの。単純にフィジカルでは勝てない相手をどういなすか、課題が浮き彫りとなった。