森保監督、金メダル獲得へ最終ラインほぼA代表「五輪には独特の雰囲気」

日本代表森保一監督(19年12月撮影) 

日本サッカー協会(JFA)は20日、6月5日にガーナ戦(ベススタ)、12日にジャマイカ戦(豊田ス)を行う東京五輪世代のU-24日本代表のメンバーを発表した。

五輪本大会まで残り約1カ月となり、本番に向けた総仕上げに入る。A代表と兼任する森保一監督(52)が以前から話していたとおり、オーバーエージ(OA)枠の3人も選出された。DF吉田麻也(サンプドリア)、DF酒井宏樹(マルセイユ)、MF遠藤航(シュツットガルト)となっている。

    ◇   ◇   ◇

自国五輪での金メダル獲得に向け、A代表さながらの守備網がしかれる。森保監督は3人を選出した理由を「試合を安定して戦うこと、攻守両面で支えてもらえること」と話し、本大会も不測の事態がない限りこの3人を起用する考えだと語った。

最終ラインはDF冨安と吉田のCBコンビ。18年11月16日の国際親善試合ベネズエラ戦(大分)で初めてそろって先発して以来、15試合タッグを組み8失点と堅守を築いている。森保監督も冨安はA代表に呼び、吉田との連係強化を重視してきた。加えて右SBに酒井と、最終ラインはほぼA代表になった。さらにボランチに入る遠藤はブンデスリーガで1対1の勝利数トップと驚異的なパフォーマンスを見せ、A代表でも急激に存在感を増した。

経験も十分だ。指揮官は「五輪には独特の雰囲気もある。(優勝のために)6試合を18人で、というのは普段とはまったく違う戦いをしないといけない」と難しさを口にした。遠藤は16年リオデジャネイロ五輪の主将で、酒井は4強進出の12年ロンドン五輪組。吉田は3度目の五輪だ。短期決戦を知る頼もしい3人でもある。

今後は吉田を主将に指名する方針。指揮官は「A代表の主将が加わる。そこを基本に考えたい」と話した。全ポジションでリストアップしていたOA候補の中から「彼らがリーダーシップをとってくれることで、五輪年代の選手がより思い切ってプレーできる」と、決断した3人がどっしりと構え、若きサムライたちを金メダルへ導く。【岡崎悠利】