なでしこ8発快勝「心を鬼にして選考」選手たちのアピールに高倉監督も悩み

国際親善試合なでしこジャパン対ウクライナ女子代表 前半 先制ゴールを決め喜ぶ塩越柚歩(右)(撮影・加藤孝規)

<国際親善試合:日本8-0ウクライナ>◇10日◇広島・Eスタ

なでしこジャパンが8得点で完封勝利を挙げた。代表デビューのMF塩越が先制点含む2得点、エースFW岩渕も2得点、先発したDF宝田、途中出場のMF杉田、FW田中、籾木がそれぞれ得点して快勝した。

高倉麻子監督(53)は「自分の持っているものを精いっぱい出してくれ、積極的にチャレンジしてくれている。ここにいる選手全員素晴らしい。日本が勝ち進んでいくために心を鬼にして選考していきたい」と選手たちのアピールに、メンバー選考に頭を悩ませている様子だった。

フル出場した主将のDF熊谷紗希(30=Bミュンヘン)は守備の柱として無失点に貢献。「たくさん点を取れたのは良かったけど、立ち上がり、球際のつながりは、もっともっと良くしないと本大会で勝てない」と反省点を口にしていた。