日本は23-22でオマーンに勝ち、0-1で敗れた-。
22年ワールドカップ(W杯)カタール大会のアジア最終予選で、2大会連続の黒星発進となった日本代表は8日(現地時間7日)にドーハで中国との第2戦に臨む。0-1で敗れた初戦、2日のオマーン戦(パナソニックスタジアム吹田)では、1本のクロスに泣いた。中国戦のポイントを整理するために、オマーン戦をデータとともに振り返る。
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「日本23-22オマーン」。クロスの数は日本が、オマーンより1本多かった。
「日本4-2オマーン」。「成功したクロス」の数も、相手の2倍をマークした。
ただスコアに反映されることはなかった。
「日本0-1オマーン」で、初戦で敗れた。
勝敗を分けたのは「質」だった。0-0の後半43分。オマーンは中盤付近でセカンドボールを奪取。右サイドで4人に囲まれながらも、2人でタッチライン際を突破した。右サイドの高い位置から、中央へクロス。この時、ペナルティーエリア内にはオマーンの選手が2人。対する日本はDF吉田、DF植田、DF酒井の3人。数的有利の状況だったが、斜めに入ってきた選手に、ニアサイドで合わせられた。完璧なクロスの攻撃だった。主将でもある吉田は「僕自身、ニアを消すポジションを取るべきだったし、マークの付き方も良くなかったと思います」と言った。
日本は、23本もクロスを放り込みながら、得点には結び付かなかった。FW大迫は初戦を終えて「前に人数が掛かっていなかった問題もあったし、(クロスの時に)1人しかいないこともあった」と、厚みを掛けられなかった課題を指摘した。MF柴崎も「クロスの質が上がらず、中で準備している選手に合わなかったり、難しいゲームになった」と素直に認めた。
23本のクロスの内、4本は成功したが、ゴール前で合わせられたのは3本のみ。前半にMF柴崎が左から放り込み、FW大迫がヘディングするも、ゴールから離れた場所だった。後半早々、左サイドを突破したDF長友がファーサイドへクロスを上げたが、MF伊東のヘディングはジャストミートせず。直後にDF酒井が右サイドからアーリークロスを上げるも、最前線まで駆け上がったDF長友のヘディングは大きく枠を外れた。
たかが、1本。されど、1本。
クロス、フィニッシャーの質の差が勝敗を分けた。森保監督は初戦後、「もう少し、クロスから相手のゴールに迎えるチャンスがあれば。いろんな反省がありますが、反省を取り返さないといけない」と言った。
何度もチャンスはない。灼熱(しゃくねつ)の地ドーハで迎える2戦目はどうなるのか。データ、スコアとともに、量、質でも圧倒したい。【栗田尚樹】