ウィキペディアで柴崎岳の国籍が一時、日本→サウジアラビアに変更される

サウジアラビアに失点を許し遠藤航に抱きかかえられる柴崎岳(撮影・パオロ ヌッチ)

<ワールドカップ(W杯)アジア最終予選:サウジアラビア1-0日本>◇7日(日本時間8日)◇サウジアラビア・ジッダ

屈辱の敗戦から数時間後。ネットの世界で、衝撃が走った。ウィキペディア上で、日本代表MF柴崎岳(29=レガネス)の国籍が一時、日本からサウジアラビアに変更された。現在は元に戻されている。ウィキペディアは、フリーの百科事典。誰もが編集することができるツールで、誰かが書き換えたようだ。

柴崎はサウジ戦にボランチとしてスタメン出場。“事件”は、0-0の後半26分に起きた。中盤でボールを拾い、右サイドのタッチライン際から最終ラインのDF吉田へ「バックパス」。だが、コースはずれ、相手へのスルーパスとなってしまった。これを受けたFWブリカンがそのままペナルティーエリア内の左に進入。GK権田の股を抜く先制点をマークした。結果的にこれが決勝点。「バックパス」はツイッターでトレンド入りし、「絶妙なスルーパス」とまでやゆされた。巡り巡って、国籍まで書き換えられる事態へと発展した。