【日本代表】4大会ぶりE1優勝へ立ちはだかる宿敵韓国 金珍珠らW杯最終予選経験者14人

韓国代表のキム・ジンス(2019年12月15日撮影)

東アジアE-1選手権で、日本代表は27日午後7時20分から豊田スタジアムで行われる最終戦で韓国代表と対戦する。勝ち点4で2位の日本は勝ち点6で首位に立つ韓国に勝てば、2013年以来4大会ぶり2度目の優勝となる。

両国とも国内組中心で臨む一戦。11月開幕のワールドカップ(W杯)カタール大会でも主力となる可能性が高いアジア最終予選出場経験者は日本がDF谷口彰悟、DF山根視来(ともに川崎F)ら3人だけ。対する韓国はオリンピアコス(ギリシャ)移籍のため代表チームを離れた司令塔のMF黄仁範(ファン・インボム=FCソウル)を除いても14人いる。

Jリーグの新潟でプレーした経験のあるDF金珍珠(キム・ジンス=全北)は不動の左サイドバック。その他にもW杯登録メンバー26人の「有力」「当落線上」の選手が日本と比べて多い。

過去の国際Aマッチ通算対戦成績は77試合で日本の14勝23分け40敗。ホームでも7勝8分け16敗と負け越し。欧州組が参加した21年3月25日の前回対戦(日産スタジアム)では3-0と快勝したが、国内組で臨んだ2010年以降のE-1選手権は1勝1分け3敗と黒星が先行している。

今大会の日本の主将を務める谷口は「韓国をしっかりたたき、Jリーグにも素晴らしい選手がいることを証明したい」と話していた。新戦力の発掘はテーマの1つではあるが、「日韓戦は特別だと選手にも伝えている。個の力、チームの力を最大限に発揮できれば結果がついてくる」と森保監督。宿敵韓国との一戦は何より結果が求められる。

 

<W杯アジア最終予選に出場した今大会メンバー>

【日本】

▽DF

DF谷口彰悟(川崎F)3試合0得点

DF山根視来(川崎F)4試合0得点

DF佐々木翔(広島)1試合0得点

 

【韓国】

▽GK

チョ・ヒョヌ(蔚山)1試合0得点

▽DF

ホン・チョル(大邱)5試合0得点

クォン・ギョンウォン(G大阪)3試合0得点

キム・ジンス(全北)7試合1得点

パク・ジス(金泉尚武)2試合0得点

キム・ムンファン(全北)1試合0得点

▽MF

クォン・チャンフン(金泉尚武)6試合2得点

ナ・サンホ(FCソウル)2試合0得点

※ファン・インボム(FCソウル→オリンピアコス)8試合1得点

キム・ジンギュ(全北)1試合0得点

ペク・スンホ(全北)2試合0得点

オム・ウォンサン(蔚山)1試合0得点

ソン・ミンギュ(全北)5試合0得点

▽FW

チョ・ギュソン(金泉尚武)7試合1得点

チョ・ヨンウク(FCソウル)1試合0得点

※ファン・インボムは海外移籍のため途中不参加