日本サッカーミュージアム休館トークイベント「未来へのパス」が26日に都内で行われ、登壇したサッカー元日本代表の鈴木隆行氏(46)が、02年ワールドカップ(W杯)日韓大会を振り返った。
サッカー日本代表の森保一監督(54)、1年女子W杯優勝メンバーの元なでしこジャパン澤穂希さん(44)らとともにトークイベントに参加。自国開催で初の16強入りを果たした当時を今と比べて「02年当時は、経験値が浅くて、世界を知っている人が少なかった。不安な選手が実際多かったと思う」と振り返った。
ともに戦った稲本潤一(43=南葛SC)からのちに聞いたエピソードも披露。「10年ぐらいたって、稲本に緊張したよねって聞いた時は『いやそんなこと一切思ってない。自分がどれだけ活躍して世界にアピールすることしか考えてなかった』と。気持ちの面で全然違っていたと思いました」と明かした。
鈴木氏は02年大会の初戦ベルギー戦で、同大会の日本代表の初得点をマーク。つま先で押し込んだゴールは、サッカー史に刻まれたシーンとなっている。話を隣で聞いていた森保監督から「自国開催でやる大会はプレッシャーがめちゃくちゃあったと思う。その中で結果を出せた選手たちがすごいんだろうなと。『三笘の1ミリ』じゃない、『鈴木の1ミリ』を」とたたえられると、照れ笑いを見せていた。
現在は指導者として携わる鈴木氏。「将来、監督になりたいという気持ちの中で指導しているが、同時にサッカーのレベルを上げて、将来日本の代表チームがW杯で優勝する一端を担えればという気持ちで活動している」と未来への夢を描いた。
日本サッカーミュージアムは日本サッカー協会(JFA)の移転にともない、26日で最終日を迎え、いったん休館となる。現在、移転先を検討している。