【U17】前回Vメンバーで今季J1は23人中7人「早熟」で終わらないためには必要なこととは

前回18年大会の日本代表メンバーの現在と今季出場記録

サッカーのU-17(17歳以下)アジア杯決勝(2日、タイ・パトゥムタニ)で日本がライバル韓国を3-0と下し、大会史上初の連覇を果たした。

U-16アジア選手権として行われた2018年大会に続く、通算4度目の優勝となった。今回のメンバーが今後どう成長していくのか楽しみだ。そこで前回18年大会の優勝メンバーは順調にステップアップしているのだろうか? 5年後の今を探り、考察する。

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U-17日本代表からU-20、U-23(五輪)、A代表と順調にステップアップを遂げた選手は限られる。前回U-17アジア杯(当時U-16アジア選手権)の優勝メンバー23人のうち、今季J1に在籍する選手は7人だけ。そのうちチームの主力として常にピッチに立ち続けているのはG大阪DF半田と新潟MF三戸くらい。日本代表MF三笘(ブライトン)のようにJリーグの下部組織から大学に進学した選手が多く、現時点で海外の主要リーグでプレーしている選手はいない。

前回大会MVPの西川は今季、鳥栖で出場機会が限られて無得点。同チームトップの5得点を挙げたFW唐山はJ2水戸で今季1得点にとどまっている。鹿島の荒木は21年に10代のうちにJ1通算10ゴールを達成してベストヤングプレーヤー賞を受賞したが、その後はケガに苦しみ、今季は7試合無得点。期待されたほどの活躍を続けることができずにいる。

年代別日本代表の中でもアジア杯のような公式戦のメンバーに選ばれる選手はエリート中のエリート。現状、その世代のトップレベルの選手であることは間違いない。だが、プロのトップで活躍できず、消えていった選手も数多い。

「早熟」で終わらないためには、10代のうちから世界を見据える必要もあるだろう。17年のU-17W杯に出場した同日本代表メンバーにはMF久保建英(Rソシエダード)、DF菅原由勢(AZアルクマール)、FW中村敬斗(LASK)がいた。いずれも10代で海を渡った選手。22-23年シーズンにはそれぞれ欧州主要1部リーグで結果を残し、日本代表の主戦力としても飛躍を遂げた。だが、この3人はここで満足しないはず。さらなる高みを目指している。【石川秀和】