<国際親善試合:ドイツ1-4日本>◇9日(日本時間10日)◇フォルクスワーゲン・アレーナ(ドイツ・ウォルフスブルク)
過去4度のFIFAワールドカップ(W杯)優勝を誇るドイツ(FIFAランキング15位)が、ホームで日本(同20位)に完敗する屈辱にまみれた。
昨年11月のW杯カタール大会1次リーグ初戦(1-2)に続く敗戦。しかも今回は90分間の大半で主導権を握られ、不用意なミスも重なっての大量失点となった。
解任危機が取り沙汰されているハンジ・フリック監督(58)の、試合後の記者会見(一問一答)前半部分は次の通り。
-試合は残念な結果だった。何が問題だったか
「非常に残念です。いい試合の入り方をしました。しかし、コンパクトな守備を崩すためのオプション、攻略法を持つことができませんでした。前半のサネは良かったです(一時同点弾など)。ゴール前でそのようなコンビネーションをプレーしようとしていましたが、個人的なミスが試合中に積み重ねた自信を壊すような場面が多かったです。1-1にした後、すぐに1-2にされ、追いかける展開になったのは痛かったです。後半、チームは2-2に追いつけるようトライしましたが、個人的なミスが見られ、日本選手のクオリティーが高かったのは認めないといけません。うまくカウンターを決められ、一1人1人の選手の質が攻守ともに高かったです。私たちのチームでは、それがうまくいきませんでした。そのようなミスが、今後は急いで出ないようにしないといけません」
-試合後のテレビインタビューで「ドイツサッカー界に関わる人間全員が目覚めないといけない(自覚しないといけない)」と言ったが、その意図は?
「私たちは常にサッカーのコンセプト、育成年代のサッカーの構造のあり方、育成年代の選手の成長のあり方について議論していますが、それは私たちとは関係ありません。言い訳を見つけているわけではありません。今日、見たのは日本の選手のクオリティーが高かったこと、成長していること、1人1人の選手が全ての局面で高いレベルを持っていることを認めないといけません。ですので、私たちにはドリブラーが必要です。もっとたくさんのサネ、ウィルツ、ムシアラが必要です。そのようなことは非常に大事です。できることなら、急いで改革に取り組むことが必要です。それは、今の代表チームにとっては直接の助けにはなりません。未来に向けて、ですが」
-個人的なミスが多かったと言ったが、シュロッターベックが左サイドバック(SB)だった理由は? プロのレベルではここまで1試合しか左SBとしてプレーしていない。いつもプレーしているゴゼンスの調子はどうだったのか
「彼(シュロッターベック)がプレーした理由は3人の選手でビルドアップをしたかったからです。(右SB)キミヒが中に入ることで、中盤に入り(偽SBとして)左右非対称のビルドアップをしたかったのです。それがプランです。ゴゼンスが入りましたが、3-1につながるミスもしました。これも個人的なミスです。これは1つの例でしかありません。個人的なミスが多すぎるんです」
14年のブラジル大会で優勝した後、W杯では2大会連続で1次リーグ敗退。カタール大会の後も、これで1勝1分け4敗となった。国際Aマッチ3連敗は1985年以来38年ぶり。まさかの低迷期に沈んでいる。