【日本代表】「最悪の日」から10カ月、南野拓実が代表復帰 リーグ戦の結果に森保監督も高評価

10月の国際親善試合カナダ、チュニジア戦に臨む日本代表メンバーを発表した森保一監督

日本サッカー協会は4日、国際親善試合カナダ戦(13日、デンカS)とチュニジア戦(17日、ノエスタ)に臨む日本代表メンバー26人を発表した。MF南野拓実(28=モナコ)が、昨年のW杯カタール大会以来約10カ月ぶりの代表復帰を果たした。W杯までは背番号10を背負った「南野(ミナミの)帝王」が、主力の座を再び奪いにいく。

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「生きてきた中で最悪の日」。南野にとっての日本代表のキャリアは、そこで針が止まっている。W杯決勝トーナメント1回戦のクロアチア戦。代表として最後にボールを蹴ったのは、志願したPKの1人目でシュートは止められた。「ふがいない」と敗戦のピッチに崩れた、あの日から約10カ月。再び代表の座をつかみ取った。

モナコ2年目を迎えた今季、ここまで6試合3ゴール3アシストと絶好調。森保監督は「非常に調子がよく、貢献していることが招集につながった」と語った。起用については「4-2-3-1であればトップ下、4-1-4-1であればインサイドハーフが基本かと思っている」と言及。MF鎌田、堂安はコンディション不良を理由に選外となった。それでも、タレントぞろいで厳しい競争下にある2列目を中心にしたプレーになりそうだ。

実績は十分だ。19年9月に森保ジャパンが誕生して以来、W杯カタール大会までのすべての活動に招集されてきた。発足後の初ゴールをはじめ、FW大迫勇也(神戸)と並んで森保ジャパン最多の17得点を記録。“南野(ミナミの)帝王”にふさわしい活躍でチームをW杯へ導いた。次の26年W杯に向け、チームは東京五輪世代を中心に若返りつつある。南野は選外が続き存在感は薄れていたが、リーグで結果を出して招集につなげた。

史上初のベスト8を目前に敗れたカタール大会。22年12月7日、現地を去る際の最後の取材対応で語気を強めた。「絶対に4年後のW杯にリベンジしたいと思うし、絶対に選手としてレベルアップしてこの場に帰ってきたい」。層の厚い攻撃陣では、南野といえども立場は挑戦者。あの日の誓いを現実にするべく、覚悟を持ってふたたび日の丸を背負う。【岡崎悠利】

○…MF鎌田とMF堂安は選外となった。9月の欧州遠征ではメンバー入りしていた。森保監督は「メディカル間、チーム同士で確認を取った上、コンディション不良ということで召集を見送っている」と説明した。

○…U-22日本代表の守護神・鈴木彩艶が、昨年7月以来、1年3カ月ぶりにA代表に招集された。今夏移籍したばかりのシントトロイデンでも正GKとして高パフォーマンスを発揮している。クラブを通して「日本代表メンバーに選出され大変うれしく思います。自分の武器をしっかりと表現し、チームの力になれるよう全力で闘ってきます」とコメント。森保監督は「戦力にふさわしいということで選んだ」と期待した。

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