J1アルビレックス新潟から昨年6月にベルギー1部シントトロイデンに移籍したMF伊藤涼太郎(25)が、新年の誓いを立てた。元日に東京・国立競技場で行われた国際親善試合の日本代表-タイ代表ではトップ下で代表初招集で初先発。前半45分間の出場で惜しいシュート2本を放つなど随所で「らしさ」を発揮し、スタジアムを沸かせた。12日にカタールで開幕するアジアカップは選外となったが、新潟で過ごした1年半を糧に、さらなる飛躍を誓った。【聞き手=小林忠】
-日本代表でプレー
「ユニホームの重みを感じたし、プロデビュー戦のような緊張感があった。(新潟時代のコールは)耳に届いていた。楽しかったし、あっという間に終わった。ただ、自分にとっては悔しい結果に終わった。チャンスを決められなかったのは自分の実力不足。まだまだ」
-いい位置でパスを引き出していた
「そこからが自分の持ち味だが連係不足もあり、ちょっと精彩を欠いた」
-代表活動(23年12月28日~24年1月1日)を振り返って
「体、1対1、球際の強さは僕よりはるかに上に感じた。そこはチームに戻って鍛え直さないといけない。海外組の選手は短い準備期間でもしっかりと連係、体調を合わせる。長距離移動にも慣れないといけない」
-日本代表の印象
「(FK名手の)中村俊輔選手。幼い頃は家の椅子を並べて壁にして、カーテンに向かって柔らかめのボールを蹴っていた。普通のマンションですが、もう、それをひたすらやっていましたね。右足でしたが」
-移籍後に走力アップした
「攻守の切り替えは鍛えられているし、球際、走力も成長している。走行距離は平均で11~12キロで1試合平均はリーグ1位。スプリント回数も伸びている」
-新潟の“弟分”三戸舜介が欧州(オランダリーグ1部スパルタ・ロッテルダム)挑戦する
「楽しみな選手が来る。負けないように僕の活躍も日本の皆さんにお伝えしたい」
-移籍後も新潟の試合は気にしていたか
「チェックしていた。昨季はタイトルを取るにふさわしいプレーを示してくれた。今季の初タイトルを僕も期待している」。
-海外は強いエゴを持った選手が多い
「いい位置にいてもパスがもらえないことはあるが、(パスが)来なかったら自分で(敵から)ボールを取りに行くしかないし、そういう厳しい環境、リーグだと分かってて移籍した。そこは周りのせいにせず、自分にベクトルを向けて頑張っていく」
-24年はどんな年に
「リーグで圧倒的な結果を残す。攻撃の選手として、より数字にこだわっていく」
-新潟のファンも活躍を楽しみにしている
「ベルギーに行ってもサッカーを楽しんでいます。新年が始まりましたが、僕もしっかりと結果を出すので、お互い、いい報告ができるように頑張りましょう」