<AFCアジアカップ(アジア杯):オーストラリア1-2韓国>◇2日(日本時間3日)◇準々決勝◇アルワクラ(カタール)
韓国(FIFAランキング23位)がオーストラリア(同25位)を延長戦の末に下し、逆転4強入りを決めた。先月30日のサウジアラビア戦から中2日。再び激闘を制し、64年ぶりのアジア制覇へ歩みを進めた。
驚異的な粘り強さを発揮した。サウジアラビアとの死闘はPK戦までもつれ込んだが、ドイツ出身のクリンスマン監督は、迷いなくエースFW孫興民(ソン・フンミン=トットナム)やMF李康仁(イ・ガンイン=パリ・サンジェルマン)を連続スタメン起用した。一方でサウジ戦とは異なり、普段の4バックで勝負に出た。
前半42分、自陣でのビルドアップを奪われて先制を許した。中4日で休息十分なオーストラリア守備陣を終盤まで崩せなかったが、後半ロスタイムにドラマが待っていた。
頼りになる男、主将の孫がペナルティーエリアでドリブルを試みると、相手に倒されてPKの判定。これをFW黄喜燦(ファン・ヒチャン=ウルブス)が決め、土壇場で同点に追いついた。延長戦に突入すると、その前半14分、再び孫。ペナルティーエリア左で得た直接FKをゴール左に打ち込み、逆転に成功した。そのまま大興奮の試合終了を迎えた。
今大会、後半ロスタイムでの得点は実に4度目。敗色濃厚だった1次リーグ第2戦のヨルダン戦、1次リーグの突破順位がかかった第3戦マレーシア戦、決勝トーナメント1回戦のサウジアラビア戦に続く4試合連続の後半ロスタイム弾となった。クリンスマン監督から注入された、最後まで諦めないゲルマン魂が「アジアの虎」に宿っている。
6日(日本時間7日0時)の準決勝では、初ベスト4のヨルダンと対戦する。同組だった1次リーグでは2-2で引き分けていた。