【U23日本代表】大岩監督、五輪イヤー初戦黒星「いい場面とお互いが合ってない部分があった」

U-23日本対U-23マリ U-23マリ代表に逆転負けを喫し、肩を落とす藤田(中央)らU-23日本代表の選手たち(撮影・前田充)

パリを目指すU-23(23歳以下)日本代表が、五輪イヤー初戦で黒星を喫した。既に本大会出場を決めているU-23マリ代表と対戦。開始2分にMF平河悠(23=町田)が先制したが、その後は押し込まれて3連続失点。1-3で逆転負けした。五輪アジア最終予選を兼ねたU-23アジア杯(4月15日開幕、カタール)を前に、25日にU-23ウクライナ代表と最後の国際親善試合(北九州)に臨む。

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大岩監督は「課題やミスが結果に表れた」と振り返った。U-23マリ代表に最高の形で先制しながらも、押し込まれて3連続失点で逆転負けを喫した。前半2分の先制点にもつながったセットプレーを評価したが、これまで積み上げてきたビルドアップについては「いい場面と、お互いが合ってない部分があった」。ボールをつないでも崩しきれなかっただけでなく、ミスからリズムを失った。

自身のパスミスで同点ゴールを献上したMF川崎は「ボランチとしてゲームを作るところの課題が見えてしまった。ボールを奪ってもすぐ失ってしまうことがあった」。身体能力と技術の高さを見せるマリに苦しめられて、流れをつかめないままだった。4月に迫るパリ切符をかけた五輪アジア最終予選を前に、大岩ジャパンは課題を突きつけられる形で試合を終えることになった。【永田淳】