【U23日本代表】山本昌邦NDが今後の方針説明 6月海外遠征 7月の国内合宿と壮行試合なし

山本昌邦ナショナルチームダイレクター(2024年4月4日撮影)

【ドーハ4月30日(日本時間5月1日)=佐藤成】U-23アジア杯カタール大会で決勝に進みパリ五輪出場を決めた日本の団長、日本協会の山本昌邦ナショナルチームダイレクター(ND=66)が一夜明けて今後の強化方針を説明した。

開幕が翌月に迫る6月に海外遠征へ出ることを明言。24歳以上の特別枠オーバーエージ(OA)選手や、MF久保建英を筆頭とした同世代の海外組との融合の可能性も出てきた。7月に国内での合宿、壮行試合を行わないことも明らかにした。

山本NDの表情は安堵(あんど)感に満ちあふれていた。3月に、この世代の最終予選について「危機感」と表現していたが「現場の選手はじめ、スタッフが本当に落ち着いて準備してくれた成果」とたたえた。

8大会連続となるパリ五輪の出場権を獲得し、今後はOA枠とU-23世代のA代表組との融合が注目される。6月の海外遠征はA代表のW杯2次予選と重なるが、森保監督は全面バックアップを約束。板倉滉、冨安健洋、町田浩樹、伊藤洋輝、遠藤航、田中碧らが挙がるOA候補者に加え、久保、GK鈴木彩艶らA代表の常連を大岩ジャパン優先とすることを示唆。W杯2次予選が消化試合になったこともプラスに作用した。

山本NDはOA枠について「どう調整すれば監督の思いに応えられるか全力サポートしたい」と語るにとどめ、具体的な言及は避けた。6月は、わずか16チームしかないパリ五輪の出場国との対戦を模索しており「外に出て準備をしたい」と海外遠征で腕試しする。

選手招集の強制力がない国際マッチデー外となる五輪本番。最終予選は未招集の鈴木唯人、斉藤光毅、三戸舜介ら欧州組の主力アタッカー選出の可否もメダル獲得の鍵を握る。「簡単ではなくハードルは高いが、欧州オフィスのスタッフが頑張っている。引き続き、です」。56年ぶりのメダル獲得へ最強編成を目指す。