【日本代表】長友佑都が抱いた危機感「Jリーグとは違う。メンバーにも入れない」

日本対米国 前半、ボールをコントロールする長友(撮影・垰建太)

<国際親善試合:米国2-0日本>◇9日(日本時間10日)◇米コロンバス

【コロンバス(米オハイオ州)9日(日本時間10日)=佐藤成】日本代表(FIFAランキング17位)が米国代表(同15位)に0-2で完敗した。

日本はチャンスを作りながらも前半30分と後半20分に失点。26年にFIFAワールドカップ(W杯)北中米大会が行われるアウェーの地でゴールを奪うことはできず、6日(同7日)のメキシコ戦に続き無得点で米国遠征を終えた。

キャプテンマークを巻いたDF長友佑都(38=FC東京)は危機感を口にした。

前半30分の右クロスに味方とのマークの受け渡しがうまくいかずに失点した。「自分の前でやられている。目の前にいる相手に寄せられないっていうのはそこはもう甘さだと思うし、自分の本当の甘さだと思いますよ」と責任を被った。

本職のサイドバックではなく3バックの一角で出場。「対人でやられるとか、空中戦も含めて、別にやられる感覚はなかった」としつつ「それでもあの1本で失点をしてしまった。そこでやっぱりチームが厳しくなってしまった」と一瞬の隙を悔やんだ。

メキシコ戦からメンバーを総替えする中で、ふがいない戦いとなり、コアメンバーとの差が浮き彫りになった。

「いや、ほんとですね、正直W杯優勝目標にしている以上、こうやって11人だけでは勝てないんで。メンバー全員が同じレベル、もしくは今日出たメンバーがそれ以上のパフォーマンスを出せないと、やっぱり優勝はできない。そういった意味では、もうメンバーとか、(システムを)新しくやったとか、そういったものはもう言い訳にしかならないですね。戦術がどうこうとかじゃないです。まず個で打ち勝っていかないと、やっぱり優勝はできない」

抱いた「危機感」の正体は日常の過ごし方だという。「Jリーグとは強度、スピード感も全然やっぱり違った」といい「自分が本当の意味で意識をしないと取り残されてしまうな、という危機感は非常に持った」と明かした。

インテル・ミラノなど欧州トップクラスの経験があっても普段国内でプレーしていると、世界基準を忘れてしまうものなのか。その違いについて「速さですね。全ての速さです。寄せの速さ、判断、スピード、身体能力も含めてですね。もう全ての速さはやっぱりJリーグとは違うなと感じた」と説明。「経験がある分、すぐに(思い)起こすことはできるんですけど。ただ、やっぱりまた(日本に)帰って、この強度とか、もっと高いブラジルとかになってくると、もっと高い強度のレベルになるじゃないですか。だからそこはやっぱり自分でほんとに高い意識を持ってやらないと難しいかなと思う」と意識を高めた。

自身の力を証明できたか、との問いには「いやいやいや、証明なんか全くできてないでしょう」と即答。「もっと厳しくやらないと。自分の中では痛い目あったんで。より一層、Jリーグで本当の意味で圧倒できないと、そのレベルにならないとW杯優勝の一員にはなれないです。メンバーにも入れないです。危機感を持って、また厳しく激しく帰ってからやります」と力を込めた。最後は「まじでモチベーション上がってます、今」と持ち前のポジティブ思考で次へ向かった。

【日本代表】森保ジャパン、敵地で米国にスコア以上の完敗…0-2であえなく敗れる/詳細