U-20W杯で話題のリクエスト制度「FVS」に「今どうこういえない」JFA扇谷審判委員長

扇谷健司審判委員長(2015年10月撮影)

日本サッカー協会(JFA)の審判委員会が1日、都内でメディア向けのレフェリーブリーフィングを行い、扇谷健司審判委員長(54)が、「フットボール・ビデオ・サポート(FVS)」について語った。

この日(現地時間9月30日)に行われたU-20ワールドカップ(W杯)チリ大会の日本対チリ戦で、監督によるリクエストを受けて主審がオンフィールドレビューを実施する「FVS」が話題になった。日本の船越優蔵監督がリクエストしたものがPKと認められ、これが決勝点につながった。

扇谷委員長は「今日勝って良かった」とまずはU-20日本代表を祝福。続けて同制度について「難しい。FIFAがトライアルで普及させたいんだなというのは分かるが、こういうことを我々は実際にやったことがほぼない。今どうこういえない」と細かな言及を避けた。

注目度の高いU-20W杯後に、リクエストの成功率などさまざまなデータ検証が行われることが予想される。時間稼ぎに使われるケースがあるのかなども含めて「善しあしはあるんだろうなと思う」とし「リーグとかでも今後どう考えていくかは考えていかないといけない」と検討を続ける考えを示した。

ブリーフィングでは、ルヴァン杯準々決勝第2戦のヴィッセル神戸対横浜FC戦でのDFトゥーレルの退場シーンやJ1第29節の鹿島アントラーズ対湘南ベルマーレ戦での鹿島FW鈴木優磨と湘南FW鈴木章斗による、CK中のピッチ外からの進入事象など7つのシーンをピックアップして佐藤隆治審判マネジャー(48)が解説した。