【W杯日本代表予想・MF編】三笘薫の負傷が全体に影響 ボランチ5枠、アタッカー6枠が濃厚

日本代表森保一監督(2026年3月撮影)

サッカーのW杯北中米大会(6月11日開幕)に臨む日本代表メンバー26人が15日、発表される。93年に開幕した「Jリーグの日」に、森保一監督(57)が東京都内で午後2時から記者会見し、自らリストを読み上げる。主軸にケガ人が続出しており、前回大会以上にメンバー選考は不透明。選手層の底上げに伴い、当落線上の実力者の落選という意味でのサプライズは十分にあり得る。選考ポイントを、候補選手一覧とともに、お届けする。

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MFはボランチ5枠、アタッカー6枠の11人が濃厚だ。これまでの活動通り、ボランチの基本的な考え方は2×2プラス1。昨年10月のブラジル戦、今年3月のイングランド戦で先発した鎌田大地(29=クリスタルパレス)と佐野海舟(25=マインツ)のコンビが抜群によく、ファーストチョイスとなりそう。

そこに前回大会を知る田中碧(27=リーズ)と24年パリ五輪後に継続選出されている藤田譲瑠チマ(24=ザンクトパウリ)の2人がセット。2月に左足首を手術した遠藤航(33=リバプール)の状態がどこまで戻るかは不透明だが、主将としてチームを引っ張ってきた精神的支柱をこのタイミングで外すとは思えない。逆に前回大会やアジア最終予選で主軸を張った守田英正(31=スポルティング)は、実力的には申し分ないが1年以上選外が続いており、全体のバランスをみて外れるとみた。

アタッカー陣は三笘薫(28=ブライトン)の負傷状況が全体に影響を及ぼしそうだ。左サイドの1番手なだけでなく、英国遠征ではトップ下(シャドー)でも高いクオリティーを示した。しかし9日のウルバーハンプトン戦で左もも裏付近を痛めて交代し、状態は分からない。森保監督は「W杯期間中にプレー可能でハイ・インテンシティー(高強度)の中でも戦えると判断できれば、選考の対象としては考えていきたい」と語っており、大会途中に復帰できる算段がつけば、その実力から選出の可能性はある。

問題はシャドーの人選だ。右は久保建英(24=レアル・ソシエダード)がいるが、左は主軸だった南野拓実(31=モナコ)が左膝前十字靱帯(じんたい)断裂の大けがを負って離脱中で本職が不在。右鎖骨骨折で不安の残る鈴木唯人(24=フライブルク)、成長著しい佐藤龍之介(19=FC東京)、佐野航大(22=NECナイメヘン)が1枠を争う形か。複数ポジションをこなせる資質や状態の良さ、海外経験、将来性などから最終判断する。

他にはサイドが主戦場の堂安律(27=Eフランクフルト)、伊東純也(33=ゲンク)そして中村敬斗(25=スタッド・ランス)も中央で計算できることから、疲労度や相手に応じて回していくことも可能だ。前回大会は1トップでプレス役を担った前田大然(28=セルティック)は代表では左サイドで考えられている。運動量とスピードは唯一無二で欠かせないピースとして、選出は固い。【日本代表担当=佐藤成】

<MF主な候補選手の選考予想と前回W杯以降の代表通算成績>

○遠藤航(33=リバプール)25試合、2得点

○伊東純也(33=ゲンク)26試合、6得点

×南野拓実(31=モナコ)26試合、9得点

△守田英正(31=スポルティング)20試合、4得点

○鎌田大地(29=クリスタルパレス)23試合、6得点

×相馬勇紀(29=町田)10試合、1得点

△三笘薫(28=ブライトン)18試合、4得点

○堂安律(27=Eフランクフルト)31試合、6得点

○田中碧(27=リーズ)19試合、5得点

○中村敬斗(25=スタッド・ランス)24試合、10得点

○佐野海舟(25=マインツ)12試合、0得点

○久保建英(24=Rソシエダード)26試合、6得点

△鈴木唯人(24=フライブルク)6試合、0得点

○藤田譲瑠チマ(24=ザンクトパウリ)6試合、0 得点

△佐野航大(22=NECナイメヘン)2試合、0得点

△佐藤龍之介(21=東京)5試合、0得点